渓の不思議 其の九 山岳 山女魚
今シーズンは意外にも良い山女魚に出遇えて、沢山の岩魚と もども良いシーズンとなりました。 写真の1と2はヤマメ写真がが少ないので以前のものを出演さ せたのですがExif 付きなので何時のものかは分かります。 イワナと思い込むのが当たり前の山岳的渓流であるF沢、まさ かの山女魚に驚いたと同時に嬉しくもあった。 |
日記の中で「岩魚が好き」というふうに書いていると思うのです が、良いサイズであればどちらでも嬉しいらしい。らしいってか 混生の川が栃木に幾つかある、3箇所くらいが思い付くがヤマ メが居てもそれほど意外には感じなかった。 そして今シーズンのF沢、ここはまさかと思った山岳的イワナの 渓である。 |
入渓してすぐに黒いものに走られた、型の良い岩魚である。 淵尻の岩魚の好場所なのだ、フライFならば遠目からのキャスト で早朝からニンマリだったろうに。 ヤマメはたいてい流れの中心を泳いでいる、狙いは付けやすいけ れど敏感だから釣るのは難かしい。ザラ場でのマメは別として岩 場になって、完全にイワナモードでの山女魚ヒットには驚いた。 しかも27cmの漢字サイズなのだから。(Ph3) |
その後にもう一匹山女魚を釣った、それも銀に光る中々のサイズ だった。主流のはしっこ、岩の際の緩い流れを狙って、イワナのつ もりで山女魚が釣れてしまったのだ。 しかしその直後、隣の溜りで岩魚発見、流れていないような場所 での渋金飴色の漢字岩魚である。4 |
イワナは居る場所が様々なのだ、中心にも居るが流れの無い所にも 居る。だからイワナの狙いは実に様々で、その時々に狙いが当たれ ばとても楽しい。 飴色岩魚が出て、更に岩場や滝を越えて上流へ。 もはや岩魚の領域だろう、滝状態のごろごろ地で言わば岩場である。 居そうも無いが毛ばりを流すと岩の下から白いものがスッ、慌てて合 わせる。 輝くような銀メダル。5 |
だから、てんから爺さんが釣った山女魚は岩魚の釣り方で釣った 、いや釣れてしまったものであります。 ヤマメと言えどもイワナの渓ではイワナの様に生きる、と関心して しまった。 フライFでもイワナの沢に入る人が沢山居るようです、テンカラと フライに付いて考えてみようかな。 *このページの写真にはExif 情報(撮影日時など)が含まれています 2012..10.5 |