渓の不思議 其の三、釣れない理

■何故釣れない?

釣り”なのだから、釣れないよりは釣れた方が楽しい。
しかしなかなか釣れないからこそ、釣れると尚更楽しいとも
いえるだろう。特に渓流の場合はそうなのではないかと思
う、が他の釣りはあまり知らないので渓流に限っての話に
限らせていただきましょう。


          三年続けて尺っかみが

●釣り名人
名人と呼ばれる人、居ないことは無いけれどその表現には
曖昧さが潜んでいて、本気で言う事はあまり無いのではな
かろうか。

釣りをやらない人は、釣りをやる人を指して「名人」というこ
とは良くある事。趣味程度のことでも経験のない事に付い
ては、その趣味の人を「名人」と紹介するもんです。この場
合、本当に上手いか下手かは二の次なのですが。

むしろ下手な事を知っているからこそ「名人」と(何故か大
きいい声で)呼ぶ場合があるのであります。
*/アンタが呼ばれたのだよ!

  
         
 花が迎えてくれる、春

●フライ・マンの解説
釣りビジョンに登場するハイパー○○さん、ペラペラと喋り
つつよく釣りつつって方。
奥飛騨だったかと記憶している残雪の中、他に釣り人が
居るにもかかわらず「喋りつつ」釣ります。そんななか魚が
見えていたりライズがあっても直ぐに釣れない場合がある、
すると釣れない理由を語り始めます。
「釣れずつつも喋りつつ」

1、ティペット見られてる
2、そうとういじめられてる
3、ダンだけを狙って食べてる
4、完璧に無視してる
と語った直後、釣れちゃった良型山女魚。
そして大喜び〜〜。

嬉しいのは分かるけど「何故釣れちゃったのさ!」、あんだ
け釣れない理由を語っておきながら。
って本気で文句を言う気はござんせんがね、しょうが無い
でしょね、釣り”ってそんなもんでしょうね。


        こんな名水にも居るお魚さん

●上手いか下手か

尺が何匹釣れようが時の運、巧くなったなどとは思うはお
魚さんに自然界におこがましいのかも。沢山釣れようがど
んな掛りかたしようが、それも偶然と思い至る今日子の頃。
小泉?(*/今日この頃)
とは日記のどこかに書いたものですが、やっぱりそんなも
のなのでしょう。

季節の違い・水量の違い・時間帯の違い、お魚さんの気
分も経験もそれぞれが違うのだから別の日の出来事と比
べようも無いのが釣り。
だからこそ楽しいのが釣り、なのだろう。

   
        ツリバナと言うらしい、釣り場な?

●だがしかし           
とわ言うもののさて、どうしたら釣れるだろう。
あの大物は何故ちゃんと咥えなかったのだろう、あの場合
あの毛鉤ではいけなかったのではないのか・・・。

下手くそだったから釣れなかったのだろうなァ、上手くなり
たいもんだなァ・・・。

            2006.11/10

其の四 幻の大岩魚

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